よくある質問
- パートナーと二人で行った方がいいですか?
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どちらでも構いません。
お二人の意思統一が重要です。女性のみの受診、またはパートナーとお二人揃っての受診、どちらでも構いません。お二人で受診することにより情報を共有できるメリットはありますが、お二人揃っての受診は難しい場合が多いでしょう。折を見て自分たちの治療についての対話の時間を持たれることが何よりも重要です。
ただし、保険診療の場合はお二人に対する説明と同意が必要となるため、お二人それぞれご来院が必要となります。 - 初診時に用意するものはありますか?
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健康保険証のほか、紹介状、問診票、基礎体温表がある方はお持ちください。
初診時に問診票をご記入いただきます。下記よりプリントアウトしてお持ちいただくとお時間の短縮になります。他院からの転院など紹介状がある方はお持ちください。また、基礎体温をつけている方は、基礎体温表をお持ちください。
- 治療にかかる費用について教えてください。
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保険適用の治療と自費診療の治療があります。
2022年4月より、今まで自費診療であった人工授精や体外受精が保険適用となりました。ご年齢や治療内容により保険適用になる治療と自費診療の治療があります。初診時の検査は自費診療となり、費用はおよそ2〜5万円です。東京都にお住まいの方(女性の年齢が40歳未満の場合)は不妊検査等助成事業により5万円を上限とした助成制度をがありますのでご活用ください。東京都以外にお住まいの方は各自治体にお問い合わせください。
- 禁欲期間はどのくらい必要ですか?
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2〜4日間程度の禁欲が良い影響を与えます。
現在、2つの考え方が主流です。1つは7,8日間の禁欲が必要だという考え方。ヨーロッパやアメリカでは、禁欲期間中の精子の質と量は、日数に比例して増えていたというデータがあります。この傾向が頭打ちになるのが、禁欲7,8日目ということです。しかし、一方で禁欲期間が長すぎると、精子の質が劣化し、またフレッシュな精子の産生を活性化させないとも言われています。実際に、4日間以上禁欲した精子のDNAの損傷率は高くなり、運動率も低下するという研究結果もあるようです。この考えに従うと、射精を頻繁にしたほうが、つねに精子がフレッシュな状態で質がよく、長期間の禁欲で、精子は古くなり質が劣化してしまうということになります。
総合的に判断すれば、2〜4日間程度の禁欲が精子の量、質に与える影響としてはいいのではないでしょうか。
当クリニックでは、プライバシーに配慮した採精室をご用意しております。予約来院していただいての精子採取も可能です。なお、自宅からお持ちになる場合でも2時間程度であれば影響はあまりありません。 - どのような場合に人工授精
(AIH)を行いますか? -
タイミング法では妊娠しない方、
性交渉が持ちにくい方、
原因不明の方などに行います。タイミング法でなかなか妊娠しない方、性交渉が持ちにくい方、原因不明の方には人工授精(AIH)がおこなわれます。妊娠率は1回あたり5~10%程度と言われています。排卵時期(月経12日頃)に超音波検査をおこない、経過を見て卵胞が2cmぐらいに成長すれば、AIHの日にちを決定します。AIHの当日には、精子を持参(採取後2時間以内)するか、院内で採取して頂きます。精子の洗浄/濃縮に約1時間かかりますが、精子を子宮内に注入した後は、安静は必要なくスムーズにお帰りいただき、当日は通常の生活で大丈夫です。
卵巣機能や年齢などにより各々で状況は異なりますが、AIHで妊娠される方の8〜9割の方が、4回までで妊娠に至っているデータから当クリニックでは4回程度のAIHで妊娠に至らない場合には体外受精へのステップアップを勧めています。 - 体外受精の治療の流れを教えてください
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おおまかには、
検査→採卵日決定→採卵
となります。体外受精では、月経時期に刺激開始のためのホルモンチェックと古い卵胞の残存確認、新しく成長する卵胞のチェックのために超音波検査を行います。刺激方法は、それぞれに合わせて自然から高度刺激まで適切な方法を選択します。良好な卵子の採取のために必要に応じて刺激前の排卵調整として1ヶ月程度の中用量ピルの内服をしていただく場合があります。
刺激開始後は、卵胞発育の確認に1~3回程度の超音波検査と必要に応じてホルモン採血をおこないます。
卵胞が十分に成長し、エストロゲンホルモン値が高くなっていれば、採卵日を2~3日後に決定します。
採卵は基本的に午前中になります。採卵時は、点滴による静脈麻酔と痛み止め(座薬、点滴)を使います。寝ている間に処置は終わりますので安心して処置に臨んでいただけます。無麻酔希望の方は相談に応じますが、痛みにより体動などがあると安全な処置ができませんので、採卵個数など適用できる症例かを相談してください。 麻酔をかけた場合でも、採卵後はお昼ぐらいに帰宅できます。当日は車の運転などは避けていただき、自宅で安静にすることをお勧めしています。仕事は翌日から可能ですが、採卵数が多い場合などには、長めの安静をお勧めする場合もあります。 - 自己注射はできますか?
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皮下注射においては講習を受講後に自己注射が可能になります。
仕事で忙しい方、遠方の方で通院が大変などの理由で希望される方には皮下注射(ペンタイプ)での自己注射を選択することも可能です。その場合は注射の使い方、注射の処理などについて講習をしっかりと受けていただくことが前提条件となります。筋肉注射に関しては、医療従事者で手技が確立されている方のみに限らせていただいております。
- 葉酸の摂取について、どうすればいいですか?
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サプリメントを継続的に
服用しましょう。葉酸は赤ちゃんの正常な発育に欠かせないビタミンです。DNAを構成している核酸やタンパク質の合成を促進する働きを持ちますが、妊娠初期に、神経管閉鎖障害(二分脊椎や無脳児など)の発症リスクを低下させる大切な役割を担っています。妊娠している人はもちろん、妊娠を考えている人も摂取が勧められます。厚生労働省も食品からの摂取に加えて1日400μgをサプリメントで摂ることを勧めています。 妊娠前から妊娠12週までは、葉酸を積極的にお取り下さい。妊娠中継続しても問題はなく、継続した方がよいでしょう。
- 銀座こうのとりレディースクリニックのオリジナルサプリはどのようなサプリメントですか?
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医療専用のスペシャルサプリメントです。
銀座こうのとりレディースクリニックでは、妊娠を望む夫婦のためのスペシャルサプリメントを提供しています。
- インフルエンザ治療薬は使用しても良いですか?
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治療中でも使用して大丈夫です。
妊娠中でも、治療中でも使用して大丈夫です。赤ちゃんには問題がないと言われています。妊娠中は、インフルエンザにかかりやすく、重症化しやすくなるため、できるだけ早めの時期にワクチン接種をしてください。もしインフルエンザに感染した場合には、早期に治療薬を使用された方がよいでしょう。ご家族からの感染にも注意です。
妊娠を考える方は、ご家族のワクチン摂取もしておいた方が良いでしょう。 - 子供連れの受診でもいいですか?
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お子様をお連れ頂くことはご遠慮いただいております。
当クリニックでは、常駐の保育士、保育施設が院内にないため診察時や処置中のお子様の安全を保証することができません。
又、他の方からのクレームの対象となることもありますので、極力控えていただけますよう配慮していただけると幸いです。