NIPT(新型出生前検査)の検査費用が安いおすすめクリニック比較10選!いつからいつまでどこで受けられる?

NIPT検査 おすすめ

2013年に日本でスタートした、新しい出生前検査である「NIPT(新型出生前検査・新型出生前診断)」。採血だけでお腹の赤ちゃんの染色体異常の可能性がわかるので、従来の出生前検査と比べて受検しやすく、その需要は年々高まっています。

とはいえ、新しい出生前検査である以上、周りにNIPT検査を受けたことがある人が少なく、「どこでNIPT検査を受けたら良いのかわからない」という妊婦さんも少なくないはず。

また、NIPT検査は検査費用が高いため、「できるだけ安いクリニック・施設でNIPT検査を受けたい」と考えている方も多いと思います。

そこで今回は、NIPTの検査費用が安いおすすめクリニックを10院紹介します。

NIPTの検査費用が安いおすすめクリニック
(クリニック名をクリックで詳細へ)

スクロールできます
クリニック検査費用 (税込)検査項目検査結果が出るまでの期間検査可能な週数対象地域
NIPT平石クリニック198,000円
(13,18,21トリソミー検査、性染色体検査、性別判定)
1番~22番トリソミー検査

性染色体検査

微小欠失検査

性別判定
最短2日妊娠6週~全国
青山ラジュボークリニック132,000円
(13.18.21トリソミー検査。性染色体検査)
13.18.21トリソミー検査

性染色体検査

上記含む全染色体検査 (1~22番トリソミー検査)

微小欠失検査
最短2日 (平均5日程度)妊娠6週~全国
DNA先端医療株式会社198,000円
(13,18,21番検査。性染色体検査、性別判断)
1~22番トリソミー検査

性染色体検査

微小欠失検査

性別判断
最短2日妊娠9週~全国
MYメディカルクリニック198,000円
(13トリソミー、18トリソミー、21トリソミー)
13トリソミー

18トリソミー

21トリソミー

性染色体異常

性別判定

全染色体検査

性染色体検査

微小欠失検査
12~14日妊娠10週~関東
ヒロクリニック142,780円
(13・18・21番染色体。性染色体)
モノソミー

トリソミー

微小欠失症候群

部分欠失症候群

228種類の常染色体劣性遺伝疾患
基本8日以内 (特急便利用時は最短翌日)妊娠6週~全国
ミネルバクリニック176,000円
(染色体検査(13・18・21トリソミー)、性染色体検査)
染色体検査

性染色体検査

微小欠失8種類

全染色体のトリソミー

異数性

部分欠失

部分重複

【オプション】デノボ(男性用検査)

【オプション】胎児劣性疾患
10~14日程度妊娠6週~ (6~8週は臨床研究、9週以降は通常検査)関東(東京) ※オンライン診療なら全国対応
Aクリニック96,800円
(13トリソミー、18トリソミー、21トリソミー)
全染色体検査(1~22
トリソミー)

性染色体異常

微小欠失検査

性別 ※希望者のみ
10~15日前後妊娠10週~関東
八重洲セムクリニック215,600円
(13・18・21染色体及び性染色体検査、性別判定)
1~22染色体及び性染色体検査

5p欠失症候群

15q11.2欠失症候群

1p36欠失症候群

22q11.2欠失症候群

4p欠失症候群

性別判定
約10日~12日後妊娠10週~関東・近畿 (東京・大阪)
NIPT Japan株式会社165,000円
(ダウン症候群、エドワーズ症候群、パトウ症候群、性染色体異数性)
全染色体異数性検査

微小欠失症検査
3~5日妊娠10週~全国
プレママクリニック55,000円
(染色体単体検査/13番,18番,21番のいずれか1つ)
全染色体トリソミー
検査(1~22番)

性別判定検査

性染色体検査

微小欠失検査
10日~2週間前後妊娠10週~関東・近畿・九州

※検査項目の表記は各施設の表記に準拠/各クリニックで検査項目が一番多いプランの内容をもとに表記

この記事でわかること
  • NIPT検査はいつからいつまで受けられるのか
  • NIPT検査はどこで受けられるのか
  • NIPT検査を受けるメリット・デメリット
目次

NIPT検査の検査費用が安いおすすめクリニック・施設10選

ここからは、NIPT検査の検査費用が安いおすすめクリニック・施設を紹介します。

NIPT平石クリニック|認定遺伝カウンセラーに無料で相談が可能

NIPT平石クリニック
おすすめポイント
  • 全国100以上の提携医療機関でNIPT検査を実施
  • 認定遺伝カウンセラーに無料で相談できる

NIPT平石クリニックは、妊娠6週の早い時期からNIPT検査が受けられる、全国展開の非認証施設です。

土日祝日も検査を受けることができる上に、検査結果が出るまで最短2日と短く、早く結果を知りたい妊婦さんでも利用しやすいのが特徴。

検査前・検査後に限らず、認定遺伝カウンセラーに無料で相談ができる体制も整っており、不安な気持ちを打ち明けることができます。

検査項目料金(税込)
A基本検査13,18,21トリソミー検査
性染色体検査
性別判定
198,000円
B全染色体検査1番~22番トリソミー検査
性染色体検査
性別判定
231,000円
C微小欠失検査1番~22番トリソミー検査
性染色体検査
微小欠失検査
(1p36欠失症候群、4p欠失症候群、5p欠失症候群、プラダー・ウィリ症候群、アンジェルマン症候群、22q11.2欠失症候群)
性別判定
253,000円
NIPT平石クリニックのNIPT検査にかかる費用・料金
施設・クリニック名NIPT平石クリニック
検査項目1番~22番トリソミー検査
性染色体検査
微小欠失検査
性別判定
検査可能週数妊娠6週目~
(9週以降に追加費用なしでもう一度検査可能)
検査結果が 出るまでの期間最短2日
陽性時の対応羊水検査費用は全額負担
(Aプラン(ベーシックプラン)除く)
対象エリア全国101箇所 (提携院含む)
NIPT平石クリニックの基本情報

青山ラジュボークリニック|分割払い可能で費用負担を抑えたNIPT検査が受けられる

青山ラジュボークリニック
おすすめポイント
  • 認定遺伝カウンセラーの無料相談を実施
  • 国内検査の場合は最短2日で検査結果を通知(平均5日程)

青山ラジュボークリニックは、妊娠6週からNIPT検査が受けられる、全国展開の非認証施設です。

全部で3つのプランを用意していますが、132,000~187,000円(税込)と低価格で、分割手数料なしの分割払いにも対応しているので、一括払いが厳しい場合でも検査が受けやすくなっています。

また、つわりで体調が不安定な妊婦さんでも検査が受けやすい体制も整っており、当日予約・当日検査が可能な上に、採血前なら当日キャンセルもできます。

検査項目料金(税込)
Aプラン (ベーシックプラン)13.18.21トリソミー検査
性染色体検査
132,000円
(10回払いの場合月々13,200円/頭金・分割手数料なし)
Bプラン (アドバンスプラン)13.18.21トリソミー検査
性染色体検査
上記含む全染色体検査
(1~22番トリソミー検査)
165,000円
(10回払いの場合月々16,500円/頭金・分割手数料なし)
Cプラン (フルセットプラン)13.18.21トリソミー検査
性染色体検査
上記含む全染色体検査
(1~22番トリソミー検査)
微小欠失検査
187,000円
(10回払いの場合月々18,700円/頭金・分割手数料なし)
青山ラジュボークリニックのNIPT検査にかかる費用・料金
施設・クリニック名青山ラジュボークリニック
検査可能週数妊娠6週目~
検査結果が 出るまでの期間最短2日 (平均5日程度)
陽性時の対応羊水検査の費用を全額負担
(Aプラン(ベーシックプラン)除く)
対象エリア全国19箇所 (提携院含む)
青山ラジュボークリニックの基本情報

DNA先端医療株式会社|検査に関するノウハウが豊富な臨床検査技師が在籍

DNA先端医療株式会社
おすすめポイント
  • 妊婦さんからの満足度が96%と高い(2024年1~7月)※1
  • 当日予約・当日検査にも対応

DNA先端医療株式会社は、妊娠9週からNIPT検査が受けられる、全国展開の非認証施設です。

認定遺伝カウンセラーと無料で話せる電話相談窓口を用意しており、感染症が気になる妊婦さんはもちろん、つわりで体調が優れない妊婦さんでも、自宅にいながら認定遺伝カウンセラーに相談ができます。

検査結果は最短2日で出ますが、全国の採血医療機関のデータを一括管理しているため、結果が出る前に検査の進捗状況を聞くことも可能です。

※1:日本マーケティングリサーチ機構満足度調査

検査項目料金(税込)
A検査13,18,21番検査
性染色体検査
性別判断
198,000円
B検査1~22番トリソミー検査
性染色体検査
性別判断
231,000円
C検査1~22番トリソミー検査
性染色体検査
微小欠失検査
性別判断
253,000円
DNA先端医療株式会社のNIPT検査にかかる費用・料金
施設・クリニック名DNA先端医療株式会社
検査可能週数妊娠9週~
検査結果が 出るまでの期間最短2日
陽性時の対応羊水検査の費用を全額負担
対象エリア全国104箇所
DNA先端医療株式会社の基本情報

MYメディカルクリニック|当日予約・当日検査可能でNIPT検査が受けやすい

MYメディカルクリニック
おすすめポイント
  • 世界大手の検査施設「AML Genetics社」による精度の高いNIPT検査を提供
  • 渋谷駅・新宿駅・大手町駅・みなとみらい駅・せんげん台駅から徒歩圏内

MYメディカルクリニックは、妊娠10週からNIPT検査が受けられる、関東エリアの非認証施設です。

精度の高い海外の検査機関に検査依頼をしており、日本にいながら世界最高水準のNIPT検査が受けられます。

陽性の際のアフターフォローも万全で、羊水検査の費用はMYメディカルクリニックが負担してくれます。

検査項目料金(税込)
基本検査
(Aプラン)
13トリソミー
18トリソミー
21トリソミー
198,000円
基本検査+性染色体件検査
(Bプラン)  
13トリソミー
18トリソミー
21トリソミー
性染色体異常
性別判定
性染色体検査
231,000円
全染色体検査
(Cプラン)
13トリソミー
18トリソミー
21トリソミー
性染色体異常
性別判定
全染色体検査
性染色体検査
微小欠失検査
264,000円
MYメディカルクリニックのNIPT検査にかかる費用・料金
施設・クリニック名MYメディカルクリニック
・渋谷院
・新宿院
・大手町院
・横浜みなとみらい院
・せんげん台院
検査項目13トリソミー
18トリソミー
21トリソミー
性染色体異常
性別判定
全染色体検査
性染色体検査
微小欠失検査
検査可能週数妊娠10週1日目~
検査結果が 出るまでの期間12~14日
陽性時の対応検査プランの費用を上限に羊水検査の費用を負担
対象エリア関東5箇所
MYメディカルクリニックの基本情報

ヒロクリニック|豊富な検査プランから選んでNIPT検査が受けられる

ヒロクリニック
おすすめポイント
  • 月1,000件以上、トータル56,000件以上※1の実績あり
  • 日本産婦人科学会専門医が在籍(博多駅前院・新宿駅前院・名古屋駅前院・大宮駅前院)

ヒロクリニックは、妊娠6週からNIPT検査が受けられる、全国展開の非認証施設です。

他院と比べて検査プランが圧倒的に豊富なのが特徴で、基本的な13・18・21トリソミーのみの検査プランのほか、ダウン症だけ調べられるプランや、劣性遺伝の検査を含めたプランなども用意。

新宿駅前院・名古屋駅前院・大宮駅前院の3院では、NIPT検査の前に胎児超音波検査(税込11,000円)が受けられるので、お腹の赤ちゃんの状態を知った上でのNIPT検査が可能です。

※1:2020年6月~2024年11月までの検査件数

検査項目料金(税込)
【プレミアムプラン】
Oms (早期対応あり)
13.18.21番染色体
性染色体
微小欠失症候群
(22q11.2)
175,780 円
【プレミアムプラン】
GM (早期対応あり)
13.18.21番染色体
全常染色体全領域部分欠失・重複疾患
微小欠失症候群
(1p36、4p16.3、17p11.2、22q11.2)
263,780 円
【プレミアムプラン】
AM (早期対応あり)
13.18.21番染色体
性染色体
微小欠失症候群
(1p36、4p16.3、17p11.2、22q11.2)
208,780 円
【ベーシックプラン】
F (早期対応あり)
1~21番染色体
性染色体
全常染色体全領域部分欠失・重複疾患
230,780 円
【ベーシックプラン】
A (早期対応あり)
13.18.21番染色体
性染色体
142,780円
ヒロクリニックのNIPT検査にかかる費用・料金

※Early NIPT(早期NIPT)対応プランを妊娠10週未満で利用する際は+9,900円(税込)

施設・クリニック名ヒロクリニック
検査可能週数妊娠6週~
(Early NIPT(早期NIPT)は妊娠10週未満で1回目、妊娠10週目以降に2回目の検査を無料で実施)
検査結果が 出るまでの期間最短2日 (基本8日以内)
※Fプラン・プラン・Bプランは5日前後/FMプラン・GMプラン・BMプラン・AMプラン・Omsプラン・Omプラン・Hmsプラン・Hmプラン・Aプラン・Oプラン・Hプランは平均10日前後
陽性時の対応3,300円(税込)の羊水検査サポート利用で羊水検査の費用を最大20万円まで補助
※①1~22番染色体または性染色体(全染色体)が陽性の場合、Gバンド検査、qf-PCR法に対して補助
※②全常染色体部分欠失・重複、微小欠失が陽性の場合、Gバンド・qf-PCR法・マイクロアレイ検査に対して補助
対象エリア全国125箇所 (提携院含む)
ヒロクリニックの基本情報

ミネルバクリニック|性染色体検査が全プランに無料オプションでつく

ミネルバクリニック
おすすめポイント
  • 臨床遺伝専門医の院長が遺伝カウンセリングを実施
  • NIPT検査前に超高性能4Dエコーでお腹の赤ちゃんの状態が確認できる

ミネルバクリニックは、妊娠6週からNIPT検査が受けられる、東京の非認証施設です。

日本で唯一、EUの老舗検査会社「MEDICOVER社」と提携していること、そして臨床遺伝専門医が在籍していることから、精度の高いNIPT検査を提供しています。

また、NIPT検査を受けた患者さんには、院長に直接通じる電話番号が渡されるため、24時間いつでも相談に乗ってもらうことが可能です。

検査項目料金(税込)
ライトNIPT染色体検査
(13トリソミー・18トリソミー・21トリソミー)
性染色体検査
176,000円
スタンダードNIPT染色体検査
(13トリソミー・18トリソミー・21トリソミー)
性染色体検査
微小欠失4種類
(1p36欠失症候群、4p16.3欠失症候群、22q11.2欠失症候群、17p11.2欠失症候群)
198,000円
プレミアムNIPT染色体検査
(13トリソミー・18トリソミー・21トリソミー)
性染色体
検査微小欠失8種類
(1p36欠失症候群、4p16.3欠失症候群、22q11.2欠失症候群、17p11.2欠失症候群、5p-症候群、15q12欠失症候群、11q23-q24.3欠失症候群、8q24.11-q24.13欠失症候群)
全染色体のトリソミー
異数性
全染色体の部分欠失・部分重複
275,000円
ミネルバクリニックのNIPT検査にかかる費用・料金
施設・クリニック名ミネルバクリニック
検査可能週数妊娠6週~
(6~8週は臨床研究、9週以降は通常検査)
検査結果が 出るまでの期間10~14日程度
陽性時の対応羊水検査の費用を互助会から全額負担
対象エリア関東1箇所(東京都港区)
※全国からオンライン診療にも対応
ミネルバクリニックの基本情報

Aクリニック|基本的な検査(Aシンプルコース)が96,800円(税込)から受検可能

Aクリニック
おすすめポイント
  • 完全個室で部屋を移動することなくNIPT検査が受けられる
  • 当日予約・即日検査が可能

Aクリニックは、妊娠10週からNIPT検査が受けられる、関東エリアの非認証施設です。

基本的な検査が受けられるコースをはじめ、性染色体や微小欠失を検査できるコースまで、全部で3つのコースを用意していますが、いずれも96,800円(税込)からと、他院と比較して低価格なのが特徴。

横浜院は日曜・木曜が休診ですが、新宿院・池袋院は年中無休で毎日検査が受けられるので、「土日に検査を受けたい」という場合にもおすすめです。

検査項目料金(税込)
Aシンプルコース  13トリソミー(パトー症候群)
18トリソミー(エドワーズ症候群)
21トリソミー(ダウン症候群)
96,800円
Bベーシックコース13トリソミー(パトー症候群)
18トリソミー(エドワーズ症候群)
21トリソミー(ダウン症候群)
性染色体異常
性別 ※希望者のみ
140,800円
Cフルセット全染色体検査(1~22トリソミー)
性染色体異常
微小欠失検査
性別 ※希望者のみ
195,800円
AクリニックのNIPT検査にかかる費用・料金
施設・クリニック名Aクリニック
検査可能週数妊娠10週~
検査結果が 出るまでの期間10~15日前後
陽性時の対応羊水検査費を15万円まで負担
対象エリア関東3箇所
Aクリニックの基本情報

八重洲セムクリニック・奥野NIPTセンター|万全のカウンセリング体制でNIPT検査を実施

八重洲セムクリニック・奥野NIPTセンター
おすすめポイント
  • 45年以上の出生前診断の実績を持つ産婦人科医が在籍
  • 結果の通知は郵送か来院が選べる

八重洲セムクリニック・奥野NIPTセンターは、妊娠10週からNIPT検査が受けられる東京・大阪の非認証施設です。

2016年の早い時期から年齢制限のないNIPT検査を実施しており、12,000件を超える実績を持っているのが何よりの強み。

また、45年以上の出生前診断の実績を持つ産婦人科医が在籍しているので、安心してNIPT検査が受けられる環境も整っています。

検査項目料金(税込)
基本検査13、18、21染色体及び性染色体検査
性別判定
215,600円
全染色体検査1~22染色体及び性染色体検査
性別判定
242,000円
全染色体+微小欠失検査1~22染色体及び性染色体検査
5p欠失症候群
15q11.2欠失症候群
1p36欠失症候群
22q11.2欠失症候群
4p欠失症候群
性別判定
253,000円
八重洲セムクリニック・奥野NIPTセンターのNIPT検査にかかる費用・料金
施設・クリニック名八重洲セムクリニック(東京)
奥野NIPTセンター(大阪)
検査可能週数妊娠10週~
検査結果が 出るまでの期間約10日~12日後
陽性時の対応院内での羊水検査が可能
(八重洲セムクリニック・奥野NIPTセンターでNIPT検査を受けた方は無料)
対象エリア東京・大阪
八重洲セムクリニック・奥野NIPTセンターの基本情報

NIPT Japan株式会社|フルセットのNIPT検査が20万円以下

NIPT Japan株式会社
おすすめポイント
  • 全国100近くの提携医療機関でNIPT検査が可能
  • 遺伝カウンセリングがオンラインで受けられる(税込 30分10,000円)

NIPT Japan株式会社は、妊娠10週からNIPT検査が受けられる、全国展開の非認証施設です。

3つの検査プランを用意していますが、いずれの検査プランも低価格なのが特徴で、全ての染色体や微小欠失が調べられるフルセットのNIPT検査でも、198,000円(税込)と20万円以下で受けられます。

同伴者不要で最短当日に検査が受けられる上に、採血前なら当日キャンセルも可能なので、体調に合わせて無理なく検査を受けに行くことができます。

検査項目料金(税込)
(A)検査
3種染色体異数性検査
ダウン症候群(21トリソミー)
エドワーズ症候群(18トリソミー)
パトウ症候群(13トリソミー)
性染色体異数性(X, Y染色体)
165,000円
(B)検査
全染色体異数性検査
常染色体異数性(1番~22番染色体)
性染色体異数性(X, Y染色体)
176,000円
(C)検査
全染色体異数性検査 微小欠失症検査
常染色体異数性(1番~22番染色体)
性染色体異数性(X, Y染色体)
微小欠失症検査
(1p36欠失症候群、4p欠失症候群、5p欠失症候群、15q11.2欠失症候群、22q11.2欠失症候群)
198,000円
NIPT Japan株式会社のNIPT検査にかかる費用・料金
施設・クリニック名NIPT Japan株式会社
検査可能週数妊娠10週~
検査結果が 出るまでの期間最短5日 (平均10日前後)
陽性時の対応検査費用を上限に羊水検査の実費を補助
対象エリア全国97箇所 (提携院含む)
NIPT Japan株式会社の基本情報

プレママクリニック|知りたいトリソミーのみのピンポイント検査にも対応

プレママクリニック
おすすめポイント
  • フルセット検査が税込138,000円の低価格で受けやすい
  • 検査日以外の診察も対面・オンラインのいずれかで対応(税込 20分4,400円)

プレママクリニックは、妊娠10週からNIPT検査が受けられる、関東・近畿・九州の非認証施設です。

検査プランが2つのみと少ないですが、「全てのトリソミーや微小欠失を調べたい」という場合はもちろん、「13・18・21のうちの1つのトリソミーだけ調べたい」という場合にも対応できるのが特徴。

来院は検査時の1回のみで済み、つわりで体調が不安定な時期でも、自宅から出ることなく検査結果を知ることができます。

検査項目料金(税込)
フルセット検査トリソミー検査(13,18,21番)
上記を含む全染色体トリソミー検査(1~22番)
性別判定検査
性染色体検査
微小欠失検査
138,000円
ライト検査染色体単体検査
(13番,18番,21番のどれかおひとつ)
55,000円
プレママクリニックのNIPT検査にかかる費用・料金
施設・クリニック名プレママクリニック
検査可能週数妊娠10週~
検査結果が 出るまでの期間10日~2週間前後
陽性時の対応8,800円(税込)のプレママ共済加入で羊水検査に掛かる費用を最大で20万円(税込)まで補助
対象エリア関東・近畿・九州 (銀座院・表参道院・梅田院・福岡院・横浜院)
プレママクリニックの基本情報

NIPT検査(新型出生前検査)とは?検査でわかることや従来の出生前診断との違いは?

NIPT検査(新型出生前検査)とは

NIPT検査(新型出生前検査)とは、母体の血液を使って行う新しい出生前検査のことです。「Non-Invasive Prenatal genetic Testing」の頭文字を取ったもので、別名「非侵襲性出生前遺伝学的検査」とも呼ばれます。

母体の血液中には胎児由来のDNAの断片が含まれており、そのDNAを調べることでお腹の赤ちゃんに染色体異常の可能性があるかどうかを調べることができます。

NIPT検査は検査精度が高いこと、そして採血するだけで済んでリスクが低いことなどを理由に、検査を受ける妊婦さんは年々増加傾向にあります。

検査でわかること・検査項目は?

NIPT検査でわかることは、3つの染色体異常です。

  • 13トリソミー(パトウ症候群)
  • 18トリソミー(エドワーズ症候群)
  • 21トリソミー(ダウン症候群)

他の染色体疾患を持つ胎児は、NIPT検査が受けられる週数までに流産してしまうケースがほとんどであるため、認証施設でのNIPT検査は、この3つの染色体異常に限定されています。

ただ、非認証施設でのNIPT検査では、ほかの染色体異常を調べることも可能です。

NIPT検査は「非確定的検査」に分類

NIPT検査を含め、おなかの赤ちゃんの染色体を調べる出生前検査は5種類あり、それだけでは確定とはいえない「非確定的検査」と、診断が確定する「確定的検査」に分類されます。

NIPT検査は非確定検査に分類されているため、診断を確定するためには確定検査を受ける必要があります。

非確定的検査確定的検査
検査の目的確定的検査を受けるかどうかを検討する赤ちゃん(絨毛)の染色体そのものを見る
検査名NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)超音波マーカー検査・コンバインド検査母体血清マーカー検査絨毛検査羊水検査
実施可能期間9~10週以降11~13週15~18週11~14週15~16週以降
調べる病気ダウン症
18トリソミー
13トリソミー
ダウン症
18トリソミー
13トリソミー
ダウン症
18トリソミー
開放性神経管奇形
(神経管閉鎖不全)
染色体の病気全般染色体の病気全般
検査方法採血のみ超音波検査・採血採血のみ絨毛を採取羊水を採取
検査結果が出るまでの期間1~2週間コンバインド検査は
即日~2週間
10日間~2週間2~3週間
※2~6日の場合あり
2~3週間
※2~6日の場合あり
検査感度
(21トリソミー)
99%超音波マーカー検査:60%
コンバインド検査:80%
80%ほぼ100%ほぼ100%
流産のリスクなしなしなしあり(1%)あり(0.1~0.3%)

NIPT検査はどこで受けられる?かかりつけの産婦人科・レディースクリニックでは受けられる?

NIPT検査はどこで受けられる?

「NIPT検査は産婦人科やレディースクリニックで受けられる」と思われがちですが、実はそうとも限りません。

実際にNIPT検査を実施している産婦人科・レディースクリニックも多いですが、他にも大学病院や総合病院、美容クリニックなどでも受けることができます。

ただ、NIPT検査を実施していない産婦人科・レディースクリニックも少なくはないので、「かかりつけの産婦人科・レディースクリニックで受けられるわけではない」という点は要注意です。

「認証施設(認可施設)」と「非認証施設(認可外施設)」がある

NIPT検査が受けられる施設には、「認証施設(認可施設)」と「非認証施設(認可外施設・無認可施設・非認可施設)」の2通りがあります。

認証施設

一定の基準を満たした上で日本医学会によって認証されたNIPT施設のことです。

非認証施設

日本医学会による認証は受けていませんが、認証施設と同様のNIPT検査が受けられます。

認証施設で行われている13・18・21トリソミーだけではなく、他の染色体トリソミーや微小欠失症候群、性別判定などを追加で調べることができるのも特徴です。

なお、非認証施設だからといって、違法・危険なNIPT施設というわけではありません。

認証施設・非認証施設両方の特徴やメリット・デメリットを知り、「どちらの施設でNIPT検査を受けるのがベストなのか」と考えた上で判断して大丈夫です。

メリットデメリット
出生前診断に精通した専門医と認定遺伝カウンセラーが在籍している

遺伝カウンセリングが受けられる

NIPT検査を受けた後のアフターフォローが万全

認証施設だからこその安心感がある
認証施設自体が少ない

条件に当てはまらなければ検査が受けられない

13・18・21トリソミー以外は検査できない

夫婦そろって受診する必要がある

かかりつけ医からの紹介状が必要

検査結果が出るまで時間がかかる

2~3回来院する必要がある
認証施設
メリットデメリット
条件に当てはまらなくても検査が受けられる
13・18・21トリソミー以外も検査できる
妊婦さん1人でも検査が受けられる
医師の紹介状は不要
1回の来院で済む
検査結果が出るのが早い(最短2日で出る場合もあり)
在籍している医師が出生前診断の知識に乏しい場合がある
遺伝カウンセリングがない場合がある
検査結果の説明が不十分な場合がある
確定的検査の手配を自ら行わなければならない場合がある
非認証施設

NIPT検査は誰でも受けられる?35歳以上でなければダメ?

NIPT検査は誰でも受けられる?

NIPT検査を受けるにあたっては、「誰でも受けられるのか?」という点が気になりますよね。

結論からいうと、クリニック・施設にもよりますが、現在のNIPT検査は希望する妊婦さんなら誰でも受けられるようになっています。

「35歳以上」の年齢制限は撤廃

以前のNIPT検査は、「35歳以上」という年齢制限がありました。そのため、出産予定日の年齢が35歳未満で、医学的リスクがない妊婦さんは、非認証施設でしかNIPT検査を受けることができませんでした。

しかし、2022年2月の指針改定により年齢制限は撤廃され、35歳未満の妊婦さんでも認証施設でNIPT検査が受けられるようになりました。

NIPT検査が受けられる条件は?

NIPT検査が受けられる条件は、施設によって異なりますが、認証施設では以下の条件のいずれかに該当する妊婦さんに限定している場合が多いです。

  1. 胎児超音波検査で、胎児が染色体数的異常を有する可能性が示唆された者。
  2. 母体血清マーカー検査で、胎児が染色体数的異常を有する可能性が示唆された者。
  3. 染色体数的異常を有する児を妊娠した既往のある者。
  4. 高年齢の妊婦。
  5. 両親のいずれかが均衡型ロバートソン転座を有していて、胎児が13トリソミーまたは21 トリソミーとなる可能性が示唆される者。

引用元:母体血を用いた出生前遺伝学的検査(NIPT)に関する指針・公益社団法人日本産婦人科学会倫理委員会

35歳以上の年齢制限は撤廃されましたが、それでもまだ「高年齢」として年齢をある程度限定している施設は多いです。

また、以下の条件になることもあります。

  • その施設で妊婦健診を受けている・分娩予定の妊婦さんである
  • 夫婦そろっての受診が可能である
  • かかりつけ医からの紹介状が持参できる

一方非認証施設では、年齢はもちろん、先ほど例に挙げたような条件を満たさなくても、NIPT検査が受けられる場合がほとんど。

条件に当てはまる妊婦さんは、認証施設・非認証施設のどちらも選べますが、「条件に当てはまらないけれどNIPT検査を受けたい」という妊婦さんは、非認証施設がおすすめです。

NIPT検査はいつから受けられる?「いつまで受けられるか」の制限はある?

NIPT検査はいつから受けられる?

NIPT検査は妊娠10週から受けることができるとされていますが、検査を受ける施設によっては、妊娠6週から受けられることもあり、クリニック・施設によって異なります。

ただ、妊娠10週より前にNIPT検査を受けると、母体の血液中に含まれる胎児由来のDNAの量が少なく、判定保留になる可能性が出てきます。

そのため、妊娠10週になり十分な量の胎児由来のDNAが母体の血液中に含まれるタイミングを待ってから、NIPT検査を受けるのが望ましいです。

NIPT検査がいつまで受けられるかは「特に制限なし」

NIPT検査には、「いつまで受けられるか」という制限は特にありませんが、クリニック・施設によっては制限を設けている場合もあります。クリニック・施設が設けている制限や推奨する週数で検査を受けるのが良いでしょう。

ただ一般的には、陽性だった場合のことを考慮すると、遅くても妊娠14~15週までには受けたほうが良いとされています。

「NIPT検査の結果が出るまでに1~2週間程度かかる」ということもありますが、そのまま羊水検査に進んだ場合、羊水検査の結果も2~3週間程度かかります。

また、NIPT検査や羊水検査の結果次第では、妊娠を継続するかどうかを考えなければいけない可能性もあります。

事前に

  • NIPT検査が陽性だったら妊娠を中断する
  • 羊水検査で染色体異常が確定したら妊娠を中断する

と決めていても、実際にその結果を目の当たりにすると動揺してしまうもの。

人工妊娠中絶は妊娠22週未満でなければ受けられないので、これから先のことをじっくり考え、後悔のない決断を下す時間を確保するためにも、逆算して妊娠14~15週までに受けるのが望ましいのです。

NIPT検査の検査結果はいつ出る?

NIPT検査の結果は、1~2週間程度で出るとされています。例えば妊娠10週でNIPT検査を受けた場合、妊娠11~12週には検査結果が受け取れます。

ただ、NIPT検査を受けるクリニック・施設や検査プランによっても変動し、早いところだと最短2日で検査結果が出る非認証施設もあります。

検体を海外の検査機関に輸送する場合や検査項目の多い検査プランの場合は、検査結果が出るまでに時間がかかることがあります。

検査結果が出るまでの時間も考慮して、余裕を持って早めにNIPT検査を受けると良いでしょう。

NIPT検査の検査結果の見方は?

NIPT検査の結果は、以下の3つで判定されます。

  • 陽性
  • 陰性
  • 判定保留(再検査)

陽性の場合は、お腹の赤ちゃんが染色体異常を持っている可能性が高いことを表しており、陰性の場合はお腹が染色体異常を持っている可能性が低いことを表しています。

一方、血液中の胎児由来のDNAの不足や母体の疾患、使用している薬の影響などで、判定保留(再検査)になることも稀にあります。

NIPT検査を受ける3つのメリット

NIPT検査を受ける3つのメリット

NIPT検査を受けることには、次のような3つのメリットがあります。

  • 検査の精度が高い
  • 検査方法が採血のみで母体・胎児への負担が少ない
  • 早い段階で検査が受けられる

1つずつ紹介します。

検査の精度が高い

NIPT検査は非確定的検査ではあるものの、検査の精度が高いです。病気を持っている人に対し、「陽性」と判定されることを「感度」といい、NIPT検査の感度は21トリソミーの場合で99%に上ります。

わかりやすく説明すると、21トリソミーの胎児を持つ100人の妊婦さんがNIPT検査を受けた場合、99人の妊婦さんに21トリソミーの可能性が高いことを意味する陽性が出るということです。

他の非確定的検査だと、

  • 超音波マーカー検査60%/コンバインド検査:80%
  • 母体血清マーカー検査80%

と、感度99%のNIPT検査と比べると劣ります。

NIPT検査は非確定的検査なので感度が100%になることはないのですが、ほぼ正確に染色体異常を持っている可能性があるかどうかがわかります。

検査方法が採血のみで母体・胎児への負担が少ない

NIPT検査は10ml程度の採血のみで済む検査であるため、母体・胎児への負担が少なく済みます。

羊水検査や絨毛検査の場合、お腹に針を刺して羊水または絨毛を採取するため、流産や死産、破水のリスクがありますが、NIPT検査ではそういったリスクはほとんどありません。

あるとすれば、針を刺す時に痛みを感じる程度。そして、クリニック・施設によっては1回のみの来院で済むため、母体に余計な負担をかけることなく検査が行えます。

1回のみの来院で済む点は、働いている妊婦さんや上の子の子育て中の妊婦さんなど、忙しい方にとってもメリットは大きいです。

早い段階で検査が受けられる

NIPT検査は妊娠9~10週からと、早い段階で検査が受けることが可能です。

他の非確定的検査である超音波マーカー検査・コンバインド検査は妊娠11~13週から、母体血清マーカー検査は妊娠15~18週からとなっており、NIPT検査よりも早くに検査を受けることができません。

ですが、早い段階でNIPT検査を受けておくことで、検査結果を踏まえた上でこれからのことをゆっくり考えたり、赤ちゃんを迎える準備を進めたりすることができます。

また、確定的検査として行われることが多い羊水検査は、妊娠15~16週から受けられる検査です。

そのため、NIPT検査の結果が陽性で羊水検査が必要になった場合でも、羊水検査を受けるまでゆっくり考える時間が確保できます。

【要注意】NIPT検査にはデメリットもある

NIPT検査にはデメリットもある

先ほどはNIPT検査のメリットを紹介しましたが、注意しなければならないデメリットも存在します。

そのため、「NIPT検査を受けなければ良かった」と後悔する事態を防ぐためにも、デメリットを事前に知っておく必要があります。

  • 検査費用が高く保険適用や補助もない
  • 認可施設で検査を受ける場合は条件がある
  • 偽陰性・偽陽性になる可能性がある
  • NIPT検査ではわからない疾患がある

1つずつ紹介します。

検査費用が高く保険適用や補助もない

検査項目の数にもよりますが、NIPT検査は15~20万円程度と検査費用が高いです。

他の非確定的検査である超音波マーカー検査・コンバインド検査は3~5万円、母体血清マーカー検査は2~3万円なので、とても高く感じるでしょう。

NIPT検査の場合、検査自体にかかる費用はもちろんのこと、

  • 採血
  • 検体の輸送
  • 専門家のカウンセリング
  • 検査結果の通知
  • 検査結果の説明
  • アフターフォロー

などの費用も含まれているので、どうしても高くなります。

その上、健康保険は適用されないので全額自己負担、医療費控除や補助金も対象外なので注意が必要です。

認証施設でNIPT検査を受ける場合は条件がある

NIPT検査が受けられる条件は?」の項目で解説した通り、認証施設でNIPT検査を受ける場合には、「母体血を用いた出生前遺伝学的検査(NIPT)に関する指針(公益社団法人日本産婦人科学会倫理委員会)」のいずれかに該当しなければ、NIPT検査は受けられません。

そのため、「認証施設でNIPT検査を受けたいけど条件には当てはまらない」という場合、認証施設を選ぶことはできません。条件に当てはまらない場合は、非認証施設を選ぶ必要があります。

偽陰性・偽陽性になる可能性がある

NIPT検査は感度が99%と高いですが、偽陰性や偽陽性の結果が出ることがあります。

つまり、実際生まれてきた赤ちゃんに、

  • 染色体異常がなかったのに陽性の結果が出た(偽陽性)
  • 染色体異常があったのに陰性の結果が出た(偽陰性)

という結果が出る可能性があるのです。

偽陰性が出ることは稀で、偽陽性のほうが出やすい傾向にありますが、100%の結果が出せない以上、診断を確定させるためには確定的検査が必要です。

NIPT検査ではわからない疾患・障害がある

NIPT検査でわかるのは、胎児の染色体異常による疾患のみであるため、わからない疾患・障害もあります。

  • 発達障害
  • 聴覚障害
  • 視覚障害
  • 形態異常(心臓病・無脳症・口唇口蓋裂)

といった疾患・障害は、NIPT検査ではわかりません。

さらに認証施設の場合は、13・18・21トリソミーに限定されるため、非認証施設で実施されている

  • 13・18.21以外のトリソミー
  • 性染色体異常
  • 微小欠失症候群

といった疾患はわからないので、注意が必要です。

NIPT検査を受けるクリニック・施設を選ぶ際の7つのポイント

NIPT検査を受けるクリニック・施設を選ぶ際のポイント

NIPT検査を実施しているクリニック・施設はたくさんあり、どこでNIPT検査を受けるか迷ってしまうもの。

そこで、NIPT検査を受けるクリニック・施設を選ぶ際のポイントを7つ紹介します。

①検査費用が無理なく支払える金額かどうか

前述している通り、NIPT検査の検査費用は他の非確定的検査よりも高いです。

全染色体や微小欠失なども調べられる検査プランを選ぶ場合はもちろん、クリニック・施設によっては追加料金が必要になる場合もあり、思った以上にお金がかかってしまう可能性もあります。

これから更にお金がかかる時期だからこそ、無理なく支払える金額かどうかを必ず確認しましょう。

クリニック・施設によっては分割払いも可能なので、一括払いが厳しい場合は分割払いを利用することをおすすめします。

②検査項目に自分が調べたい疾患が入っているかどうか

認証施設のNIPT検査では、13・18・21トリソミーを調べることができますが、非認証施設では13・18・21トリソミーのほか、全ての染色体異常や微小欠失、性別などを調べることができます。

認証施設の場合はクリニック・施設ごとの差はありませんが、非認証施設の場合はクリニック・施設ごと、または検査プランごとで調べられる疾患に差があります。

ですから、検査項目に自分が調べたい疾患が含まれているかどうかを確認してください。ざっくり言えば、13・18・21トリソミーのみを調べたい場合は認証施設でも非認証施設でもOKです。

ただ、13・18・21トリソミー以外の染色体異常や微小欠失を調べたい場合や性別を知りたい場合は、非認証施設から探しましょう。

③検査結果が出るまでの日数はどれくらいかかるか

NIPT検査の検査結果はいつ出る?」の項目で解説した通り、NIPT検査の結果が出るまでに1~2週間程度の時間を要します。

ただ、クリニック・施設によって変動したり、同じクリニック・施設でも検査プランによって変動したりと、バラつきがあります。

認証施設と非認証施設では、非認証施設のほうが早く検査結果が出る傾向にあり、早いところだと最短2日で検査結果が出ることもあります。

お腹の赤ちゃんの命や人生に関わる検査である以上、

  • 早く検査結果を知りたい
  • 検査結果がわかるまで気持ちが落ち着かない

といった妊婦さんも多いはず。

そのため、それぞれのクリニック・施設の検査結果が出るまでの日数を調べ、「どれくらいなら待てるのか」という許容範囲内で検査結果が出るところを選びましょう。

④NIPT検査の実績は豊富か

NIPT検査においては、実績が豊富なクリニック・施設のほうが信頼できます。

検査の実績が豊富ということは、それだけ多くのたくさんの妊婦さんの検査を行い、NIPT検査に関する知見を広げてきた、一言で言えば「専門性が高いクリニック・施設」。

検査の実績は公式サイトに掲載されていることが多いので、気になるクリニック・施設の公式サイトをアクセスし、何件の検査実績があるかを確認しましょう。

⑤臨床遺伝専門医・認定遺伝カウンセラーが在籍しているかどうか

NIPT検査においては、臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーといった専門家の存在が必要不可欠です。

しかし、非認証施設では臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーが在籍していないケースもあり、遺伝カウンセリングが行われないままNIPT検査ができてしまう場合もあります。

専門家が不在で、遺伝に関する悩みの相談や疑問が解消ができないままでは、妊婦さんとしても安心してNIPT検査が受けられないもの。

安心してNIPT検査に臨むため、そして検査結果が陽性と出た後に適切なサポートが受けられるようにするためにも、臨床遺伝専門医・認定遺伝カウンセラーが在籍しているクリニック・施設を選びましょう。

⑥利用しやすい環境が整っているかどうか

NIPT検査が推奨されている時期は、つわりで体調が優れない妊婦さんも多い時期です。

だからこそ、体調が不安定な時期でも利用しやすい環境が整っているクリニック・施設を選ぶことも大切になります。

例えば、

  • 予約当日に検査が受けられる
  • 当日キャンセルができる
  • 1回のみの来院で済む(検査結果はメールや郵送で通知)
  • オンライン診療に対応している
  • 完全個室制で、部屋を移動したり他の妊婦さんと顔を合わせたりすることがない
  • 駅から近い

といった特徴のあるクリニック・施設が、利用しやすい環境が整っているといえます。

他にも、それぞれのクリニック・施設ならではの工夫で利用しやすい環境を整えているので、公式サイトや口コミなどで情報収集をしてみてください。

⑦羊水検査の費用の補助があるかどうか

NIPT検査で陽性だった場合は確定的検査が必要になり、基本的には絨毛検査ではなく羊水検査を受けることになります。

NIPT検査だけでも15~20万円程度と高額ですが、羊水検査も15~20万円程度かかるので、陽性だった場合の費用負担はかなりのものになります。

ですが、NIPT検査を行うクリニック・施設の中には、羊水検査が必要になった場合の費用を補助してくれるところがあり、費用負担を減らすことができます。

羊水検査が必要になった場合に備えて、費用の補助が受けられるクリニック・施設を選んでおくのが無難です。

ただ、対応はクリニック・施設によってさまざまで、羊水検査の費用を全額負担するクリニック・施設もあれば、

  • オプションに加入しなければ羊水検査の費用の補助が受けられない
  • 最大20万円までなど、補助の上限額が決められている
  • 一部補助がない検査プランがある

といった場合もあるので、注意が必要です。

NIPT検査の費用に関するよくある質問・Q&A

NIPT検査の費用に関するよくある質問・Q&A

最後に、NIPT検査の費用に関するよくある質問に、Q&A形式で回答していきます。

NIPT検査の流れは?

NIPT検査の流れはクリニック・施設によって多少の変動はありますが、以下の流れで進む場合が多いです。

  • 検査を受けるクリニック・施設に予約を入れる
  • 予約を入れた日時に来院する
  • 遺伝カウンセリングを受ける
  • 採血を受ける
  • 検査結果を受け取る(1~2週間後)

来院してから採血を受けて帰宅するまでの所要時間は、30分から1時間程度です。

NIPT検査を受ける割合はどのくらい?

2020年10月に出産体験者の女性・妊婦さん515名を対象に行われた「出生前診断のニーズに関するアンケート2020」によると、出生前検査の中でNIPT検査を受けた妊婦さんの割合は

  • 35歳未満:2.4%
  • 35~39歳:10.2%
  • 40歳以上:22.7%

となっています。

年齢制限があった時期のアンケートになるため、35歳未満では受ける割合は低く出ていますが、年齢制限が撤廃された現在は、さらに受ける割合は増えているものと思われます。

※参考元:女性から見た出生前検査・第2回NIPT等の出生前検査に関する専門委員会

NIPT検査で陽性が出る確率はどのくらい?

出産前検査認証制度等運営委員会が行った、NIPT検査を受けた妊婦さん10万人※1の追跡調査によると、陽性の結果が出たのは全体の1.8%、約50人に1人の確率で出たことがわかっています。

陽性が出た1825件※2の中で21トリソミーが1,100件、18トリソミーが559件で、約6割が21トリソミーです。

なお、判定保留の結果が出たのは0.4%、陰性の結果が出たのは97.8%となっています。

※1:2013年~2021年3月までの8年間で行った101,218件の調査結果
※2:13・18・21トリソミー合わせての件数
※参考元:出生前検査認証制度等運営委員会

「NIPT検査が陰性だったのにダウン症だった」ということはありえる?

NIPT検査では21トリソミーが陰性でも、生まれてきた赤ちゃんがダウン症、つまり「偽陰性だった」というケースは稀にあります。

こちらは13トリソミーと21トリソミーに関する調査結果ですが、偽陰性は1万人に1人程度の割合で起こることはわかっています。

NIPTを受検して陰性の結果となった妊婦さんの追跡調査も行われています。6年間に検査を行った72,525件中58,893件について、分娩後の経過を含めた赤ちゃんの様子を集計しました。

その結果によると、ダウン症と18トリソミーにそれぞれ3件の「偽陰性(間違いの陰性)」を認めました。NIPTは、陰性でも3種類の染色体トリソミーを100%否定できるわけではなく、10,000人に1人程度ですが偽陰性も起こります。

※参考元:出生前検査認証制度等運営委員会

双胎妊娠(双子)でもNIPT検査は受けられる?

双胎妊娠でもNIPT検査は受けられますが、クリニック・施設によっては単胎妊娠に限定している場合もあります。

双胎妊娠でNIPT検査を受けたい場合は、双胎妊娠に対応しているかどうかを確認しましょう。

なお、双胎妊娠の場合は陽性という結果が出ても、2人とも陽性なのか、どちらか1人だけが陽性なのかまではわかりません。

また、三つ子以上の多胎妊娠の場合は、NIPT検査は受けられないので注意して下さい。

バニシングツインの場合でもNIPT検査は受けられる?

バニシングツイン(双生児の片方が母体に吸収されて消える現象)の場合でも、NIPT検査は受けられます。

ただ、バニシングツインによっていなくなった胎児のDNAが残っていると、偽陽性の結果が出る可能性があるため、この点は覚えておきましょう。

クリニック・施設によっては、バニシングツインと診断されてから期間を空けなければNIPT検査が受けられない場合があるので、しっかり確認しておいてください。

NIPT検査に夫・パートナーの同意は必要?

NIPT検査は夫・パートナーの同伴がなくても受けられる検査ですが、夫・パートナーの同意や、同意書への署名が必要な場合もあります。

この点はクリニック・施設によって異なるので、事前に確認しておきましょう。

【まとめ】NIPT検査は無理なく検査費用が支払えるクリニック・施設で受けよう!

今回は、NIPTの検査費用が安いおすすめクリニックを10院、NIPT検査に関する基礎知識や情報とあわせて紹介しました。

陰性が出れば安心が手に入り、陽性が出たとしても、染色体異常を持つ赤ちゃんを迎え入れる準備を万全にしておくことができる、メリットの多いNIPT検査ですが、解説した通り検査費用は高いです。

15~20万円程度かかる上に、健康保険や医療費控除も対象外であるため、無理なく支払えるクリニック・施設を探しましょう。

また、検査費用だけではなく、

  • 検査項目
  • 検査結果が出るまでの日数
  • NIPT検査の実績
  • 専門家在籍の有無
  • 利用しやすさ
  • 陽性時の対応

なども踏まえて、納得のいくクリニック・施設を選んでください。

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