体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)
胚凍結について
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胚凍結
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当クリニックでは、採卵周期に得られた良好胚はその周期に移植せず、一度 凍結保存を行なっています。
超急速ガラス化法という凍結時・融解時の胚へのダメージを軽減させる手法で凍結処理を行い、-196℃の液体窒素中で凍結・保管を行います。
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胚を凍結保存する理由
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(1)採卵周期で良好胚が複数個得られた場合、それらを凍結保存しておくことで、毎回 採卵を行わずに移植をすることができます。
(2)採卵時の卵巣刺激により非生理的なホルモン状態になると、胚を受け入れる準備が整わず 子宮内膜が十分な厚さにならないことがあります。採卵周期は胚を凍結保存しておき、次周期以降に子宮内膜の環境が整った状態で移植することで、妊娠率の向上が期待できます。
(3)卵巣刺激の副作用により卵巣が腫れてしまった場合、その状態で妊娠すると症状が悪化してしまう可能性があるため、予防のためにその周期は移植せず凍結保存します。
凍結保存は1年ごとに更新がございますので、詳しくは→費用についてのページをご覧ください。
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凍結融解胚移植について