体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)
凍結融解胚移植について
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凍結融解胚移植
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移植する周期に子宮内膜を着床に適した状態に調整します。
移植する胚は、採卵周期に凍結しておいたものを融解し、その後 着床を促すアシステッドハッチング※1を行い、カテーテルを用いて子宮内に直接 胚を戻します。移植の約2週間後に妊娠判定を行います。
当クリニックでは全症例アシステッドハッチングを実施し、移植に用いる培養液は、着床に関係する成分が含まれている 移植専用の培養液 Embryo Glue®︎※2を使用しています。 -
アシステッドハッチング
(孵化補助法)※1 -
受精卵は透明帯という殻に覆われており、胚盤胞に発育し受精卵が拡張して行くと、透明帯が破れて中の細胞が出て来ます。
これをハッチング(孵化)と言い、ハッチングした細胞が子宮内膜に着床すると妊娠が成立します。
体外受精では胚の凍結処理により透明帯が硬化して、ハッチング障害が起きる可能性があると言われています。アシステッドハッチングは、透明帯の一部に切れ目を入れる、または薄くする処置を施して細胞のハッチングを助ける方法です。当クリニックでは、従来の方法よりも微細かつ正確に行えるレーザーアシステッドハッチング(LAH)を行なっています。
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Embryo Glue®︎ ※2
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子宮内膜にはヒアルロン酸が存在し受精卵の着床を助けています。当クリニックが使用しているVitrolife社の「Embryo Glue®︎」は、ヒアルロン酸を多く含む移植専用の培養液で、胚盤胞の着床を促進する効果を高め、妊娠率の向上や流産率の低下に繋がるという効果が報告されています。
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その他の治療について